パイプブランド
Ailarov
ウラジカフカス生まれ、モスクワで活動するセルゲイ・アイラロフのパイプ。音楽と写真の経歴から培われた造形感覚を、ロシアの若いパイプ職人技に持ち込んでいる。
Ailarovは、ロシアのパイプ職人セルゲイ・アイラロフがモスクワで単身営む工房の名である。ロシアにおけるパイプ製作は、フランスやデンマークといった伝統ある中心地に比べればまだ半世紀にも満たない若い営みであり、アイラロフはこの若い職人技のなかで国外でも最もよく知られる名の一人とされる。
経歴と作業台への転身
アイラロフは1973年、カフカスのウラジカフカスで生まれた。最初に受けた専門教育は音楽で、ジャズギターと作曲を学んだ。25歳でモスクワに移り、しばらく写真の仕事に携わった。パイプ作りもこの街で始めている。
記録によれば、この道への入り口は30歳の誕生日に贈られた一本のパイプだった。アイラロフはまずパイプの収集に向かい、やがて自らの作品でコレクションを増やそうと試み、ブライヤーの塊を手で彫って最初の一本を仕上げた。モスクワのタバコ店主の仲介により、ロシアのパイプ界で定評のある職人ミハイル・レヴャギンと知り合い、しばらくその工房で基礎的な技術を学び、必要な道具を揃えたのちに自分の工房を構えたと伝えられている。
製作と造形言語
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)