パイプブランド
シクステン・イヴァルソン
スウェーデン生まれ、コペンハーゲンで活動したパイプ職人シクステン・イヴァルソン(1910-2001)。修理職人として始めた仕事を独立した工芸へと発展させ、フリーハンド技法によってデンマーク派の出発点とみなされている。
シクステン・イヴァルソン(1910-2001)は、コペンハーゲンで活動したスウェーデン生まれのパイプ職人である。彼が残した足跡は個々のパイプよりも、その手法にある。旋盤が強いる左右対称からボウルを解放する手仕上げの技法を仕事の中心に据え、同じ時期にある工場の量産品にも型を提供した。
こうしてデンマークにおけるパイプ製作は、単独で成立する工芸であると同時に、遠目にも識別できるデザイン言語となった。今日デンマーク派と呼ばれる潮流の出発点とみなされている。
修理工房から独立した仕事場へ
記録によれば、スウェーデン南部のスコーネ地方で生まれ、1930年代半ばにコペンハーゲンに移り住んだ。戦争によってイギリス製・フランス製パイプのデンマーク市場への流入は止まっており、手元にあるパイプは何度も修理されて使い続けられ、修理工房は異例の忙しさで稼働していた。イヴァルソンはこうした状況のもと、Suhr'sという修理工房で仕事を始めた。長年もっぱら修理のみを行い、その後同じ仕事場で新しいパイプの製作に取り組み始めた。Suhr'sを離れた理由は、あるパイプ工場に提供した型から生じるロイヤリティを工房主とどう分配するかをめぐる意見の相違だった。1950年代初頭に自身の工房を構えたとき、記録によればデンマークでこの仕事を独立して行う最初の職人となった。
工場に伝えられた型
記事の続きはアプリで
ISPE のすべては IPC アカウントで開けます。
関連記事
最終更新:
出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)