パイプブランド
ビャーネ
ビャーネ・ニールセン(1941-2008)が1973年にコペンハーゲンで創業したデンマークのブランド。自らの名の下に集めた職人たちが削るパイプを三十以上の国へ届けたが、創業者の死とともに終焉した。
ビャーネは、デンマーク人のビャーネ・ニールセン(1941-2008)が1973年にコペンハーゲンで創業したパイプブランドである。このブランドは、一つの作業台の署名というよりも、集約と流通の仕組みだった。ニールセンが選んだデンマーク人の削り師たちの作品を共通の刻印のもとに集め、そこから海外市場へ送り出していたのである。
そのためニールセンの名は、デンマーク派のパイプを削った職人の一人としてよりも、そのパイプを国際的な流通に乗せた仲介者の一人として語られる。
省庁からパイプの仕事へ
記録によれば、ニールセンとパイプとの関わりは十六歳の時に始まり、最初のパイプもその頃に自分用として作ったという。しかし彼の職業人生の前半は作業台から離れたところで進んだ。コペンハーゲンで経営学を学んだ後、デンマーク外務省に勤め、輸出企業の海外との連絡を取り持つ業務を任された。この仕事は彼を1960年代のフリーハンドパイプ需要と直接向き合わせることになった。デンマークの工房の生産能力は寄せられる注文を満たせなかったのである。ニールセンはその空白を自作のパイプで埋めようと試み、受けた注文はやがて公務と両立できない規模に達した。1973年、省を辞めてこの仕事を専業とする決断を下した。
工房の体制と職人たち
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)