パイプブランド
ダヴィドフ
1911年にジュネーブで開業したタバコ店を起源とし、葉巻文化で名を馳せ、1970年代半ば以降は自社名を冠したパイプを委託生産させてきたスイスのブランド。
ダヴィドフは、パイプの世界よりも葉巻の世界でその名を知られるようになったブランドだが、1970年代半ば以降は自らの署名を冠したブライヤーパイプも提供してきたスイスのブランドである。
ブランドの起源は、ロシア帝国から逃れて1911年にジュネーブに移り住んだダヴィドフ一家がこの地に開いた小さなタバコ店にまで遡る。この店を開いたのはヘンリー(本名ヒレル)・ダヴィドフであり、ブランドを世界的に知らしめたのはその息子ジノ・ダヴィドフ(1906-1994)である。
店からブランドへ
ジュネーブの店は、開業当初からこの街に住むロシア系移民の集まる場所の一つであった。ジノ・ダヴィドフは1924年にタバコ業界に入った後、タバコの保存と熟成という問題に関心を向けるようになった。店の地下室を湿度と温度を管理した貯蔵室に改装したことは、ヨーロッパにおいてこの規模で設立された最初の商業用葉巻貯蔵庫と見なされ、今日のデスクトップ型加湿ケースの発想の源とされる。ジノの名声を築いたのは、個々の製品というよりも、この保存と提供の考え方そのものであった。
キャリアの絶頂期であった1970年、ジノ・ダヴィドフは事業をバーゼルに本拠を置く老舗一族企業エッティンガーに譲渡した。同社を率いていたエルンスト・シュナイダーは、ダヴィドフをブランドの代表として位置づけ、この名は1970年代を通じて葉巻の枠を超え、パイプ用タバコ、シガリロ、各種アクセサリーへと広がっていった。
パイプ
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)