パイプブランド
アンリック(ダヴィッド・アンリック)
IT技術者の職を辞してサン=クロードに移り住み、2007年に自身の工房を開いたフランス人パイプ職人ダヴィッド・アンリックのブランド。年産120~150本に限定した生産を行い、2017年に製造を終えた。
アンリックは、フランス人職人ダヴィッド・アンリックが自らの名で署名する手作りパイプのブランドである。このブランドは2007年から2017年までジュラ地方で活動した一人工房の産物であり、2000年代にフランスで再興した独立系パイプ製作の一例とされる。創業者は1980年生まれでストラスブール出身。情報工学の教育を受け、2005年までIT分野で働いていた。
転身の経緯
アンリックがパイプ製作と出会ったのは2000年代半ば、フランス語のパイプフォーラムを取り巻く環境の中でのことで、最初の試みは通信販売の既製組み立てキットで行われた。木彫りへの関心はほどなく職業の転換へとつながり、フランス・パイプクラブの会長アラン・ルテュリエを通じてサン=クロードの工房を間近に見る機会を得た。この見学の後、彼は仕事を辞めてジュラ地方へ移り、シャコムブランドも傘下に持つシャピュイ=コモワ・グループで二年間働いた。工場での年月は、製造の規律を学ぶと同時に、自分の工房のために必要な工作機械や道具を蓄える機会ともなった。
職人としての修行は海外で仕上げることを選んだ。2006年春にはモレッティパイプを手がけるイタリア人職人マルコ・ビアジーニの工房で一週間を過ごし、手作業による成形技術を学んだ。2007年初頭には、ドイツ人職人ハイナー・ノンネンブロイヒのもとで数日間働き、デザインと仕上げについての経験を積んだ。この時期、フランスで活動していたタルバート・パイプス工房の主トレバー・タルバートと、パイプに関する著述家アーウィン・ヴァン・ホーフも、彼を導いた人物として挙げられる。
工房とシリーズ
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最終更新:
出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)