パイプブランド
Fassi(アンジェロ・ファッシ)
歯科医から転じたイタリアの製作者アンジェロ・ファッシが、アッピアーノ・ジェンティーレに構える一人工房。古典的形状の混成的解釈と、深いサンドブラスト仕上げの好みで知られる。
Fassiは、イタリアの製作者アンジェロ・ファッシ(1958年生)が、コモ県アッピアーノ・ジェンティーレの町の一人工房で製作するパイプのブランド名である。ファッシの本業は医師であり、医学教育を終えたのち歯科を専門とし、職業人生の大半を歯内療法(根管治療)の分野で過ごした。
作業台に本格的に向かうようになったのは五十歳に近づいてからのことで、2010年よりパイプを製作しており、年間およそ50本を仕上げているとされる。
医業から作業台へ
パイプとの関わりはさらに古くに遡る。14歳のとき、父親が禁煙を期待して買い与えた、しかし期待した効果を発揮しなかったSavinelliのパイプが彼の手に残ったと伝えられる。モンツァに住んでいた頃には、今は閉店した町のタバコ店に足繁く通い、関心を育てた。16歳のときには、ジュゼッペ「ペッピーノ」・アスコルティとルイジ・ラディーチェが采配を振るっていた時期の、クッチャーゴにあるCaminettoの製作所を見学する機会にも恵まれた。
この関心が技へと転じるまでには数十年を要した。転機となったのは2008年、ドイツの製作者ベルトラム・サッファーリングが開いたパイプ製作講座への参加である。講座の後もサッファーリングとの関係を続け、引退したばかりの地元の製作者の機械一式を引き継ぐ形で自らの工房を構えた。
形状観と製作
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)