パイプブランド
グレン・ベン・フリーハンド・パイプス
リチャード・バゲンストスが砥石の上で形作る、自由造形のみを手がけシャンクに0から9の等級刻印を施すフリーハンド・パイプ・シリーズ。
グレン・ベン・フリーハンド・パイプスは、リチャード・バゲンストスの署名を冠する3つのパイプ・シリーズの一つであり、他の二つはジャン・アレクシスとホワイト・ドッグという名を持つ。三者のうち自由造形に最も徹しているのがグレン・ベンである。
このシリーズが何年に始まったか、工房がどの都市にあるか、生産が現在も続いているかは記録から読み取れない。一方で仕事の進め方は詳細に語られている。バゲンストスはパイプ作りだけで生計を立てているわけではなく、注文や既製のデザイン案に基づいて作業することもないとされる。この姿勢が、シリーズの生産規模が小さいままであることと、各作品が職人自身の判断によって生まれることの両方を説明している。
製作方法と造形観
グレン・ベンのボウルは、縁が天然の樹皮を残したままのブライヤー・プラトー・ブロックから削り出される。ボウルの形は木工旋盤ではなく、砥石と彫刻刀によって与えられる。同じ職人によるジャン・アレクシス・シリーズは旋盤を用いるためハンドメイドに分類されるのに対し、グレン・ベンは正真正銘のフリーハンドに属する。このシリーズではクラシックな形状のレパートリーには一切依らず、各作品は手元のブロックのグレインの流れに応じて自らの形を見出す。記録によれば、一本のパイプが完成するまでには15〜18時間の作業時間を要する。
素材、表面仕上げ、細部
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)