パイプブランド
J&J Pipes
ジョン・クローズとジャレド・コールズがカリフォルニアで興した、すべてのパイプを二人の職人が共同で承認する共同工房ブランド。提携関係は2010年代半ばに終了した。
J&J Pipesは、カリフォルニアの二人の職人、ジョン・クローズ(John Klose)とジャレド・コールズ(Jared Coles)が共同の工房で制作したパイプに与えた名である。このブランドを特徴づけていたのは特定のモデル群や技術的な発明ではなく、採用していた制作体制そのものであった。
すなわち、一本のパイプは二人ともが仕上がりを承認するまで完成とはみなされなかった。ブランド名に用いられた二つの「J」の文字も創業者二人の名にちなんでおり、この二重の検査体制を象徴していた。
二人の職人の歩み
クローズは幼少期の一部をニューメキシコ州で過ごしたのち、家族とともにヨセミテとセコイアの両国立公園にはさまれた山麓へ移った。大学時代にはヨセミテ周辺のキャンプ場で働き、木工、革細工、修理といった手仕事の技能はこの時期に培われた。一方コールズはサンホアキン・バレーのオレンジ畑の中で育ち、ホームスクーリングで高校課程を終えたのち経済学を学んだ。記録によれば、パイプ制作への最初の挑戦もこの大学時代にさかのぼる。
二人の道が交わるきっかけとなったのは、南カリフォルニアで活動していた職人ジェフ・グレイシック(Jeff Gracik)との出会いであった。コールズは一級のパイプがどのように作られるかを直接目にする機会を得て、身につけた知見をシエラ中部に戻ったのちクローズと分かち合った。資料によれば二人は2009年に共に学び始め、2011年に自分たちの工房を構え、以後J&Jの名で制作を続けた。グレイシックからの手ほどきは、二人がその後独立して制作するようになってからも見られる技術的規律の土台になったとされる。
形へのこだわり
記事の続きはアプリで
ISPE のすべては IPC アカウントで開けます。
関連記事
最終更新:
出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)