パイプブランド
Kharitonov:モスクワから生まれた現代アルチザンの署名
モスクワのアンドレイ・ハリトノフ(Andrey Kharitonov)が修理業からパイプ製作へと転じた経緯、旋盤を使わずに形作るフリーハンドの造形、そして彫刻の質感とコントラストの染色を組み合わせた作風。
Kharitonovは、モスクワの製作者アンドレイ・ハリトノフがハンドメイドパイプに用いる名である。2019年にブライヤーを扱い始めたハリトノフは、二年も経たないうちにこの仕事を本業とした。今日ではロシアの現代ハンドメイド製作の中で最も注目される名の一つとされる。
その作品を特徴づけているのは、胴部に彫り込まれた質感と、濃い色調のコントラスト染色を組み合わせて用いる点である。
パイプへの長い準備期間
記録によれば1961年にモスクワで生まれ、生涯をこの街で過ごした。パイプとの出会いは20歳の誕生日、すなわち1981年にさかのぼる。その日、兄からサクランボの木を削って作られたパイプを贈られ、以来数十年の間パイプを手放すことはなかった。長い喫煙者としての期間には修理の仕事にも携わり、割れた吸口の代わりを作り、ひび割れたシャンクを補強し、傷んだ胴体(スタメル)を手入れした。兄が開いた道をたどり、サクランボの木から自分のパイプを削ることも試みた。しかし本当の転機は2019年、モスクワでイタリア産ブライヤーを扱う店を見つけたことだった。同じ年に手に入れたブロックでブライヤーによる最初のパイプを製作した。
旋盤を使わずに形を作る
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)