年代特定
カナダ特許に関する訂正(Dating Guide Addendum)
ダンヒル年代鑑定ガイドに記載された二件のカナダ特許記録への訂正。ヴァーノン継手とフランジ付きインナーチューブの登録番号、付与日、有効期間について。
Dating Guide Addendumは、ダンヒルのパイプの年代を鑑定する際に用いられてきた既存のガイドに後から加えられた訂正の覚書である。取り扱う範囲は狭いが、その帰結は実務に直結する。カナダで登録された二件の特許の番号と有効期間が、これまでのガイドに記されていた内容と異なっていたのである。この訂正の根拠は解釈ではなく文書に基づく。
カナダ知的財産庁のオンライン特許データベースにある概要記録が、刻印が指し示しうる年代の幅を描き直しているのである。刻印による年代鑑定の一般的な役割についてはパイプの特許の項を参照されたい。
ヴァーノン継手と登録番号325.090
ヴァーノン継手は、マウスピースがシャンクに接合する箇所に用いられるねじ式のテノン機構であり、記録によれば1931年に導入され、第二次世界大戦まで見られた。カナダでの登録は、ガイドによっては356.090とされることもあるが、公式記録上の番号は325.090である。この食い違いは、数字の入れ替わりによる誤植として説明されている。記録は、この特許を「タバコパイプおよび類似品用マウスピース」という表題の下に定義している。
本来の訂正は年代に関するものである。ガイドではこの登録が1930年代半ばのものと想定されてきたが、CIPOの記録は付与日を1932年8月16日、保護期間の満了を1949年8月16日としている。当時のカナダの制度では保護期間は付与日から17年間であったため、この二つの日付は互いに整合する。この結果はコレクターにとって具体的な意味を持つ。この刻印を持つパイプは、ガイドが示す年より数年早い時期に位置づけられうるということである。一方で上限についてはこれほど信頼できるわけではない。保護期間の終わりまで生産が続いていたことを示す証拠はなく、したがって1949年は終了の年ではなく、せいぜい上限の目安に過ぎない。
フランジ付きインナーチューブと登録番号197.365
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)