ISPEInternational Pipe Encyclopedia

パイプブランド

Bertram

ワシントンD.C.で創業し、首都の政界・芸能界にパイプを提供したことで知られ、1977年に閉業したアメリカのパイプ工房。

Bertramは、ワシントンD.C.で三世代にわたりパイプを製作し、閉業後もコレクター界でその名が語り継がれているアメリカの工房である。一族のルーツはドイツから渡り、20世紀初頭に首都でパイプ業を始めたとされる Bertram Goldmann に遡るとされるが、今日知られるブランド名と体制が確立したのは1927年、Sydney Bertram Goldman が Bertram Pipe Shop を設立したときである。

店は営業期間を通じて14番街周辺にとどまり、1947年に同じ通り沿いの新しい建物へ移転した。

刻印と等級システム

Bertram のパイプには、シャンクの側面に手書き風の文字でブランド名が刻まれ、その下に「WASHINGTON D.C.」の文字が入る。形状番号は多くの場合シャンクの下面に見られる。品質の区別は10刻みで進む数字の系列で示された――10、20、30、40と続く。系列を上ればより木目の美しい、より上質なブライヤーを意味した。コレクターはこの序列を、手元のパイプをブランド独自の物差しに位置づける最も実用的な方法とみなしている。見られる作例の大半は、当時のアメリカの好みに合った簡素なビリヤードなど古典的な形状である。

胴部は輸入ブライヤーから削り出され、マウスピースやリングにはアンバーから銀まで幅広い素材が用いられた。この種の素材選択の全体像についてはマウスピース素材の項目を参照されたい。ある時点で需要が工房自体の生産能力を超えたため、外部から調達されたパイプもブランド名で販売された。したがってBertramの刻印だけでは、そのパイプがワシントンの作業台で仕上げられた証拠にはならない。

首都の顧客層

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)