パイプブランド
ドン・カルロス(Don Carlos)
ブルート・ソルディーニとロザリア・ソルディーニ夫妻が1990年にカーリで創業し、手作りパイプを音符の刻印で格付けするイタリアの工房。
Don Carlosは、ブルート・ソルディーニと妻ロザリア・ソルディーニが1990年、中部イタリアの山あいの町カーリに構えた手作りパイプ工房である。このブランドは、ペーザロ周辺で形成されたイタリアの工房伝統から生まれ、早い段階で独自の形状言語を確立した製作所のひとつとされる。製作は今日も家族規模で、一本一本手作業で行われている。
創業者の歩み
ブルート・ソルディーニはカーリで生まれ、法律を学びながらパイプ製作へと関心を移し、職業人生を法曹ではなく工房に築くことを選んだ。1974年、ジャンカルロ・グイーディのMastro de Paja工房に採用された最初期の職人のひとりとなり、この環境で作業台の経験を積んだ。グイーディが新たな事業のために工房を離れたのち設立されたSer Jacopoの共同創業者の一人にも名を連ねる。数年に及んだ協業の末、自らの設計思想を自由に実践したいと考え、離脱してDon Carlosを立ち上げた。
1990年以降のソルディーニの作品は二つの方向に分かれる。一方には均整のとれた古典的な比率の形状があり、他方には型破りな輪郭で目を引く自由な設計がある。工房が折に触れて繰り返す名を冠したシリーズとしては、記録によれば弦楽四重奏を暗示するKronos、銀と金のリングで飾られるMelosシリーズが挙げられる。ソルディーニが重いオートバイ事故に遭い、製作が一時中断したこと、復帰後は一本ずつにより多くの時間をかける、より緩やかな作業体制に移行したことが伝えられている。
製作思想と刻印
記事の続きはアプリで
ISPE のすべては IPC アカウントで開けます。
関連記事
最終更新:
出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)