パイプブランド
フィクリ・バキ
エスキシェヒル出身のミーシャム職人。1969年に徒弟として修業を始め、フィギュア彫刻から古典的・現代的なパイプ形状へと移行。銀、竹、手作業で削り出したエボナイトなどブライヤーパイプの素材をミーシャムに取り入れたことで知られる。
フィクリ・バキは、エスキシェヒルで活動したミーシャムパイプの職人である。海外の資料ではフルネームがFikri Baki Cetekinkayaと記録されているが、パイプ自体には吸い口に短い署名のみが刻まれるため、愛好家の間ではもっぱら「F. Baki」と呼ばれている。
1969年に徒弟としてこの職に入ったバキは、初期のフィギュア彫刻から次第に離れ、古典的なパイプ形状と現代的な北欧の系統へと向かっていった。その名を最も知らしめているのは、ブライヤーパイプ製作に特有の技法や素材をミーシャムに応用したことである。
セペトチ村から作業台へ
資料によれば、バキはエスキシェヒルのミーシャム採掘で知られるセペトチ村の出身である。この石に与えられた「白い金」という呼称にちなみ、村の名は後にベヤズアルトゥンに改められた。原料が直接地中から採掘されるこうした集落では、子供が早くから作業台に着くことが慣例であった。記録によれば、バキは1969年に徒弟を始め、1970年代を通じて当時の彫刻師たちのもとで修業を積んだ。当時のエスキシェヒル彫刻の主流はフィギュアであり、ボウルは顔や場面、あるいは動物の頭に姿を変え、腕前は浮き彫りの深さで測られた。
フィギュアから現代的な線へ
記事の続きはアプリで
ISPE のすべては IPC アカウントで開けます。
関連記事
最終更新:
出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)