ISPEInternational Pipe Encyclopedia

パイプブランド

Mummert(ヴェルナー・ムメルト)

オッターバッハで活動する、独学のドイツ人パイプ職人ヴェルナー・ムメルト(Werner Mummert)の工房。鋭い輪郭のブルドッグ、ガラス軸のデザイン、深いサンドブラストで知られる。

Mummertは、ヴェルナー・ムメルトが西プファルツのオッターバッハの町で一人で営むパイプ工房である。ムメルトの製作には二つの流れが合流している。寸法と公差の言葉を語る技術者としての習慣と、いかなる師にも師事することなく、もっぱら観察のみによって築かれた造形感覚である。

工房は小さく生産数も限られているが、その作品はドイツ国内よりも北米の収集家層の間でよく知られている。

技術者の二つ目の仕事

ムメルトがパイプ製作を始めた時期について、資料は1980年代半ばを示しており、最も多く挙げられる年は1987年である。この仕事は数十年にわたり本業の陰に隠れていた。日中は機械工学の技術者として働き、旋盤に向かえるのは夕方や週末に限られていた。退職とともにその配分は逆転したが、生産量は増えなかった。年平均でおよそ50本のパイプを仕上げていると伝えられている。工房が手工業会議所(Handwerkskammer)に旋盤業として登録されていること、そして会員になるには審査員に見本作品を提出することが条件とされる欧州木工旋盤協会にムメルトが加入していることが伝えられているが、この二つの記録は独立した資料からは確認できていない。

師のもとで修業していないため、基準も自ら定めており、それらは驚くほど簡潔である。パイプはまず吸えること、次に手にしっくりと収まること、そして置いた面で倒れないことが求められる。見た目のために使い勝手を犠牲にする彫刻的な追求は、ムメルトの関心の外にある。

造形の特徴

記事の続きはアプリで

ISPE のすべては IPC アカウントで開けます。

アプリで開く

関連記事

最終更新:

出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)