パイプブランド
サムヴェル・ミリジャニャン
宝飾細工から出発し、まず古いパイプの修理を手がけ、その後自らブライヤーパイプの製作を始めたアルメニアの独立系職人。
サムヴェル・ミリジャニャンは、アルメニアで単独で活動し、年にわずか数十本のパイプしか作らない独立系職人である。アルメニアにはブライヤーパイプ製作の根付いた産業的伝統がないため、同国内の生産は彼のような個人工房に大きく依存している。
ミリジャニャンについて知られていることのほとんどは、本人が書いた短い紹介文に基づくものであり、独立した出版物にこの職人に関する詳細な記録は見当たらない。パイプ製作に直接入ったわけではなく、長年宝飾細工に従事し、古いパイプを修理した後に、自らパイプボウルを製作するようになった。
工房の規模と素材
ミリジャニャン自身の話によれば、工房からは年間10本から20本のパイプが生まれる。これは、各作品が最初から最後まで一人の手で成形される工房では一般的な数量であり、工場生産と比較できる規模ではない。ブライヤーは単一の産地からではなく、イタリア、キプロス、コルシカ、スペインなど、それぞれ生育条件の異なる国のブロックを使用していると語る。ブロックの産地によって木目の質や硬度が変わるため、ブライヤーブロックの調達は小規模工房が重視する事柄であり、複数の調達先に頼ることで単一供給者の変動に左右されないという利点もある。特定のモデルシリーズや公表されたスタンプ体系は知られておらず、パイプはシリアル番号ではなく、一つひとつ成形された個別の作品として扱われる。ボウル以外のパーツについては、天然素材を重視していると述べる。吸い口の素材としてはエボナイトや角(ホーン)など、手作業で加工できる選択肢が、この規模の工房では一般的に好まれる。
宝飾細工から受け継いだ習慣
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)