ISPEInternational Pipe Encyclopedia

パイプブランド

Wiener Kaffeehauspfeife

19世紀のウィーンのカフェで客に貸し出された、六面体の白い陶土ボウルに長いさくらんぼの木の柄を取り付けた混成構造のパイプ様式。

Wiener Kaffeehauspfeife、日本語で言えば「ウィーンのカフェパイプ」は、特定の製造者のブランドではなく、19世紀のウィーンで広く知られるようになったパイプ様式の呼称である。名称は、カフェで客に提供されたことに由来する。

一体成形の古典的な陶土パイプとは異なり、ここで陶土から作られるのはボウルのみで、柄は木製、吸口の多くはホーン製である。三つの素材を組み合わせたこの分解可能な構造が、この様式の外観と使用方法の両方を決定づけている。

構造と外観

ボウルは、焼成すると白くなるパイプ用の陶土から作られ、釉薬は施されない。背が高く細身で六面体の胴は遠目にも識別できるほど特徴的であり、収集家がこの様式を見分ける際の主な手がかりとなっている。陶土は表面装飾に適していたため、ボウルの多くには装飾が施される。装飾には花瓶や花の意匠、渦巻く植物の線、幾何学模様の連なり、まれに人物像も見られる。

柄は通常よりも長く、さくらんぼやチェリーの木で作られる。長さは、煙が口に届くまでに冷やされる助けとなるほか、パイプを立てて持ち歩くのではなく、座って喫う用途に適している。19世紀において吸口にホーンが選ばれるのは一般的なことであり、素材の比較は吸口素材の項に詳しい。

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)