パイプブランド
アブドラ(Abdulla)
1902年にロンドンで創業し、オリエンタル・ブレンドの紙巻タバコで名を上げ、自社名を冠したブライヤーパイプも扱ったイギリスのタバコ会社。
アブドラ(Abdulla)は、1902年にロンドンで創業し、20世紀前半にイギリスで最も知られた高級紙巻タバコブランドの一つとなったアブドラ・アンド・カンパニー社(Abdulla & Co. Ltd.)の名である。この会社はパイプ業界では工房としてではなく、自社名を冠したブライヤーパイプを市場に送り出したタバコ商社として語られる。
そのためアブドラの刻印が入ったパイプは、当時のロンドンのタバコ商がパイプと紙巻タバコを同じ店先で扱っていた商慣行の痕跡を残している。
紙巻タバコから生まれたブランド
この会社の名声は、社名を冠した紙巻タバコに由来する。アブドラの紙巻タバコはエジプト、トルコ、バージニアという異なるブレンドで製造されており、この三つの選択肢が、ヨーロッパでオリエンタルタバコへの関心が頂点に達した時期のブランドの屋台骨となった。名前が呼び起こす東方的な雰囲気とは裏腹に、宣伝はエキゾチシズムよりも上品さと格式を強調するものであった。ブレンドの基盤となったオリエンタルタバコの伝統は、同時期にパイプの側でイギリス式ブレンドの考え方を育んだのと同じタバコの一族である。
記録によれば、この会社は1917年に本社をメイフェアのニュー・ボンド・ストリート173番地に移した。この住所はイギリス国立公文書館の1929年付の記録にも「紙巻タバコの専門家」という説明とともに現れ、同じ住所は博物館のカタログでも会社の情報として掲載されている。アブドラは1923年にオランダに支店を開いたことも伝えられている。
パイプと刻印
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)