ISPEInternational Pipe Encyclopedia

パイプブランド

コンスタンティノス・ジシス

コルフ島で活動する、ギリシャ産ブライヤーと島のオリーブの木で一本一本パイプを作る独学のギリシャ人職人。

コンスタンティノス・ジシスは、ギリシャ北西部のコルフ(ケルキラ)島で一人工房を営むパイプ職人である。職人としての教育は受けておらず、技法は自らの試行錯誤で築いた。記録によれば、使用する手道具の一部も自作している。生産は量産ではなく、各作品は最初から最後まで同じ手から生まれる。

使用する木材

工房が拠り所とする二つの木材は、ギリシャで伐採されるブライヤーと、コルフ島固有のオリーブの木である。オリーブは木目がはっきりした硬い木材で、パイプ製作での使用は古くから知られているものの、ブライヤーほどの普及には一度も達していない。地元のオリーブを常用することは、ジシスをブライヤー以外の木材によるパイプという伝統の今日に生きる例の一つにしている。マウスピースには手作りパイプで一般的なマウスピース素材が選ばれる。

形の選択で決め手となるのは機能である。パイプはまず吸い心地とバランスで働くべきであり、視覚的効果はその後に来るとされる。この姿勢はクラシックな寸法から外れることを妨げない。工房からはフリーハンド(freehand)の解釈作品も生まれる。制作過程は木に手を付ける前、紙の上でのスケッチから始まる。小規模工房で通例のように、荒削りからマウスピースの調整、最終研磨までの全工程が同じ作業台で行われ、これにより年間生産量は自然と限られたものになる。

舵のない船の刻印

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)