パイプブランド
Gotoh(後藤圭一)
日本の職人・後藤圭一がパイプに用いる刻印。ツゲの生花シリーズで修業した後藤は、竹の加工と左右非対称の胴部でブライヤーに動きの印象を与えることで知られる。
Gotohは、日本の職人・後藤圭一がパイプに用いる署名である。日本のハンドメイドパイプと言えば真っ先に名前が挙がる数少ない一人とされる一方、その作業台から出るパイプの数は常に少なかった。彼の名声を築いたのは数ではなく、ブライヤーを動いている生き物のように見せる技量と、それを可能にする製作上の解決策である。
造形の言語
後藤の作品では二つの流れが結びつく。一つ目は日本の装飾の伝統であり、紫檀、ツゲ、象牙といった素材を節度をもって用い、竹の柄の加工に特に長け、一部の胴部は伝統的なキセルのシルエットを遠くから思わせる。二つ目は工学的な側面であり、通常とは異なる形状を実現する必要がある場合には、テノン(差し込み軸)とモルタイス(受け穴)の配置を一から作り直すことも辞さない。
彼を際立たせる真の特徴は、左右対称を必須とは見なさないことである。胴部に現れる曲線は多くの場合単一の平面にとどまらず、二つの平面にまたがって回転する。ブライヤーの木目もこの回転を支えるように選ばれる。静止しているはずの物体が泳いでいる、あるいはうねっているような印象を与えるのはここから来る。魚をモチーフにした作品はこの発想を最もよく表す例である。竹が二つのブライヤー部品を串刺しにしたようにつなぎ合わせる構成は、この職人の名で語られる作品の代表格である。
ツゲでの歳月
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)