パイプブランド
Satou(佐藤澄夫)
東京で活動した日本の職人・佐藤澄夫の銘。ブライヤーパイプ製作と伝統的な漆芸を融合させた工房は、2023年の死去とともに幕を閉じた。
Satouは、東京で活動した日本の職人・佐藤澄夫(日本語の姓名順で「佐藤澄夫」)がパイプに刻んだ銘である。この職人を際立たせているのは、ヨーロッパ由来のブライヤーパイプ製作と、日本で数百年の歴史を持つ漆の技法とを同じ作業台で融合させた点にある。制作はすべて、自宅二階の一室からなる工房で一人の手によって行われた。佐藤は2023年7月16日、79歳で死去した。
父から受け継いだ技
この技は父の代から一族に受け継がれていた。父・佐藤氏は、1940年代の日本でブライヤー(エリカの根)を用いた欧風パイプを作った数少ない先駆的職人の一人であった。それまで日本でパイプといえば、金属製の細い胴に竹の柄を持つキセルが思い浮かべられており、洋式パイプは吸われてはいても国内で作られてはいなかった。佐藤澄夫が語ったところによれば、父は戦後の占領期にダグラス・マッカーサー将軍のパイプを修理したこともあったという。その後の年月、父はTsuge社の下請けとして製作と修理の仕事をこなしており、息子の最初の勤め先も同社であった。
Tsuge時代とデンマーク
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)