パイプブランド
ルートヴィヒ・ロレンツ
オーストリアのチロル地方で三世代にわたりパイプを作り続けるロレンツ家の現在の工房。一族が開発したダブルフィルター式パイプは、このブランド最大の特徴とされる。
ルートヴィヒ・ロレンツは、オーストリアのチロル地方で三世代続くパイプ作りの伝統を今に伝える名である。一族がパイプ製造を始めたのは1886年にさかのぼり、現在の工房はインスブルックから数キロの村ゲッツェンスにある。
このブランドは量産を行う工場ではなく、年間数百本を作る一人工房である。オーストリアの商業登記では「Pfeifendesign Lorenz」の名で、パイプ職人(Pfeifenschneider)という職種区分のもとに登録されている。
三世代にわたる家業
記録によれば、パイプ製造を始めたのは1886年、一族の第一世代である。この仕事が現在の形を得るうえで最も大きな役割を果たしたのは、第二世代のカール・ロレンツである。彼は第二次世界大戦後インスブルックにパイプ店を開き、60年近くに及ぶ職業人生を通じて製造と販売の両面を担った。1963年生まれのルートヴィヒ・ロレンツは、パイプの作業台から直接ではなく、木彫刻の徒弟修業を経てこの道に入り、その分野で職人資格を取得した。パイプ作りの細部は父のもとで学んだ。自身の工房を1985年に設立し、父から引き継いだインスブルックの店は2004年まで営業を続けた。それ以降は、ゲッツェンスの工房で制作を続けている。
ダブルフィルター式パイプ
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)