パイプブランド
パラディ・パイプス(Paradis Pipes)
ケベック出身のパラディ一族のパイプ製作の伝統から生まれ、1978年にジル・パラディとフェルナン・パラディの兄弟が創業したカナダのブランド。
パラディ・パイプス(Paradis Pipes)は、ケベックで三世代にわたって受け継がれてきたパイプ製作の伝統の最後の担い手である。ブランド名の由来となったジル・パラディとフェルナン・パラディの兄弟は、父の世代から受け継いだ工房の技術を1978年に自らの銘の下にまとめ、カナダ国内のタバコ店を通じて流通する、中規模ながら完全に自国製の生産ラインを築いた。
一族とパイプの出会い
物語はブランドよりもずっと前、1922年にパラディ一族がアメリカ合衆国へ移住したことに始まる。当時16歳だったリュシアン・パラディ(1906-1979)は、マサチューセッツ州フォールリバーにある叔父ジョゼフ・B・デジャルダンのパイプ工場に見習いとして入る。JDの刻印で知られるこの工房は最盛期に60人を雇用する規模となり、デジャルダンは吸い口の加工に使う機械とボウルのラスプ(やすり)の設計について2件の特許を取得している。
この見習い時代は世界恐慌とともに終わる。1930年に失業したリュシアンはケベックに戻り、農業機械の分野で働き始める。パイプ製作はしばらく副業として続けられた。一族の残りもケベックに定住した後、1933年頃に兄弟二人とともに自らのパイプ工場を興す。この工房は最盛期に18人を雇用し、1960年代には年間5万本を超えるパイプを生産した。生産が単一のブランド名の下にまとめられなかった点が注目に値する。同じ作業台からJBL、Dr. Thomas、Fernand Gignac、S.C. Pipes、New London Golfer、Jo Thomassinの刻印を持つパイプが生み出された。そのため、一見してカナダ製とはわからない多くのパイプが、資料によればこの工房に由来するとされる。
ブランドの創業と生産
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)