年代特定
パイプの刻印とロゴ
シャンクに打たれる刻印とマウスピースに施されるロゴは、パイプをそのブランド、品質等級、製造時期に結びつける主要な手がかりである。この項では印の種類とその読み方を扱う。
パイプの刻印とロゴとは、パイプ上に製造者が残した文字および図案の印の総称である。箱、領収書、カタログがとうに失われたパイプにおいて、残された唯一の記録はしばしばこれらの印である。
シャンクの側面に打たれる文字はブランド、原産国、品質等級、型番号を示し、マウスピースに施される象嵌や刻印は、遠くからでもブランドを伝える視覚的な署名である。両者を併せて読むことで、身元とおおよその製造時期の両方が得られる。
シャンクに重なる情報の層
シャンクの刻印は単一の情報ではなく、いくつかの情報が重なり合ったものである。最も安定しているのはブランド名の表記であり、その傍らに多くの製造元が原産国表示、品質名、型番号を用いる。品質名はブランドごとに異なり、ある企業は数字を、ある企業は文字を、またある企業はシリーズ名を直接用いる。型番号は、そのブランド独自のリストと照合して初めて意味を持つ。同じ数字が二つの異なる企業ではまったく別の形を指すこともある。
原産国表示は年代特定の観点からも特に重要である。アメリカ合衆国では1890年のマッキンリー関税法により、1891年3月1日以降、輸入品にはその原産国を判読可能な形で表記することが義務づけられた。当時は国名だけで十分だった。「Made in」という表記が明確に求められるようになったのは、伝えられるところによれば20世紀最初の四半期、その後の関税規則によってであった。したがって、シャンクに単に「England」とだけ記されたパイプと「Made in England」と記されたパイプは、見た目が似ていても異なる時代を示している場合がある。表示の枠組み、行の配置、書体もまた時代を見分ける手がかりとなる。詳しい例についてはComoy's 刻印類型の項を参照されたい。
マウスピースの印
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)