パイプブランド
Curtz:ソルトレイクシティの修理台から生まれたブランド
アートディレクターを引退した後にパイプに転じたArley G. Curtzによる、ユタ州の一人工房。修理の仕事から年間七十本ほどのハンドメイドブライヤーパイプへと発展した作業台。
Curtzは、アメリカのパイプ職人Arley G. Curtzが、ユタ州都ソルトレイクシティで自身の名を冠して営んでいた一人工房である。このブランドは工場の製品でも、代々受け継がれてきた家業の産物でもなく、晩年になって身につけた趣味の上に築かれたものである。
Curtzの本来の職業はパイプ製作とは無縁のアートディレクションの分野にあり、ユタ州バウンティフルにあるバウンティフル・デイビス・アート・センターの館長職を引退した後、作業台に向かうようになった。
修理から製作へ
Curtzがブライヤーと定期的に関わり始めたのは、製作ではなく修理を通じてであった。ソルトレイクシティのタバコ店Jeanie's Smoke Shopでパイプの修理を行い、折れたシャンクや焼け焦げたリム、変形したステムを扱ううちに、パイプの構造そのものに入り込んでいった。修理は、内部の通気路から空気の流れに至るまでパイプを分解して理解することを要求するため、製作への移行としては珍しいながらも確かな学び方であった。自身のパイプを製作し始めた正確な年は記録には残っておらず、資料は修理職人として働いた時期の後に製作へと向かったとしか述べていない。後年、彼は自身の仕事を「Curtz Handmade Pipes and Pipe Repair」の名の下にまとめ、製作と修理を同じ作業台で並行して続けた。この二重の働き方は、アメリカにおける引退後に築かれる小規模な工房と共通する部分がある。
素材と製作のペース
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)