パイプブランド
デニー・スーワーズ:DCS刻印のアメリカン・フリーハンド
アメリカ人職人デニー・スーワーズは、ギリシャ産ブライアを彫り込んだデンマーク風フリーハンドパイプで知られる。署名はシャンク下部に刻印されるのではなく彫り込まれるDCSの文字である。
デニー・スーワーズは、アメリカ合衆国で単独で活動する職人世代の中から出てきた一人である。彼の名は、製作したパイプのシャンク下部に刻印としてではなく彫り込みとして残される、三文字のDCS署名で愛好家の間で知られる。工房はオハイオ州にあるとされる。伝承によれば州都コロンバスにあるとされるが、この所在地は独立した記録では確定していない。
作風と素材
スーワーズの作品は主にフリーハンドの系統に属する。ボウルとシャンクのラインは既製の型ではなく、ブロック自体の木理によって決まる。この姿勢の背景には、戦後に自由造形を広めたデンマーク学派がある。ただし職人はフリーハンドだけにとどまらず、古典的な型も作業台で試みている。
好んで用いる素材は、ギリシャ産のプラトー(plateaux)ブライアブロックである。プラトーブロックとは、根の上面が樹皮付きのまま残された切り出し方であり、フリーハンドパイプにおいて頭頂部の自然な質感を保つのに適する。職人自身の説明によれば、ブロック選びで決め手となるのは木理の方向であり、最終的な形はその木理が許す範囲で現れる。自身の紹介文では、およそ40年間パイプを彫り続けてきたと述べている。
製作上の工夫
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最終更新:
出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)