ISPEInternational Pipe Encyclopedia

パイプブランド

Falcon

アルミ製シャンクにねじ込む着脱式ブライヤーボウルで知られ、1936年にアメリカで特許を取得し、1960年代以降生産が完全にイギリスへ移転したパイプブランド。

Falconは、木製のボウルを最初から最後まで一本に削り出すのではなく、パイプを交換可能な部品から組み立てるという発想の、最も広く知られた例である。このブランドのアイデンティティはただ一つの発想に基づいている。

すなわち、アルミ製のシャンクと、それにねじ込まれ、望めば取り外して別のものに交換できるブライヤー製ボウルである。この構造により、Falconは低価格帯パイプの中で最も見慣れたシルエットであると同時に、工学発想のデザインがパイプの世界で最も長く残った例の一つとなった。

アメリカ生まれ、イギリスのアイデンティティ

この設計の特許は1936年、インディアナ州フォートウェインに住む技師ケンリー・バグ(Kenly Bugg、記録によってはKenleyとも表記される)の名義で取得された。バグの狙いは、金属が熱を素早く発散する性質を利用して、涼しく乾いた喫味を実現することだった。製品は1940年代初頭に少数が市場に出たが、第二次世界大戦中の原材料不足のため、本格的な量産は戦後になってようやく可能になった。

記録によれば、1948年にダイバーシー・マシン・ワークス(Diversey Machine Works)のジョージ・L・ハント(George L. Hunt)がファルコン・インダストリーズとアメリカ合衆国およびカナダにおける独占販売契約を結び、1956年には同社が特許とブランドを買収して生産を引き継いだ。この時期に販売は急速に伸び、アメリカ国内だけで1954年までに数百万本のFalconが売れたと伝えられる。

生産のイギリスへの移転は1960年代初頭に始まり、1968年にアメリカでの製造が完全に停止されて完了した。イギリスでの事業はFalcon Pipes Ltd.の名で呼ばれ、その後の年月で所有者が変わりながら別の商号のもとで続いた。ブランドは現在、ハートフォードシャー(Hertfordshire)のホッドスドン(Hoddesdon)で操業している。コレクターが新旧の作例を見分けるのに用いる目印の一つが、吸い口に刻まれたFalconのロゴであり、記録によればこのロゴは1994年以降使用されていない。

シャンクの中身

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)