パイプブランド
Baier (アルフレッド・バイアー)
バーモント州で一人で工房を営んだアルフレッド・バイアーによる、具象彫刻と中をくり抜いたフリーハンド形状で知られるアメリカのブランド。
Baierは、アメリカの職人アルフレッド・バイアーがバーモント州で一人で営んだ工房、そして彼がパイプに刻んだ銘の名である。バイアーを同時代の作り手と分ける最大の特徴はその造形の幅にある。
一方には胴部全体を彫り込んだ具象パイプがあり、もう一方には木部をくり抜いて生まれるフリーハンドの胴部がある。規模は工場ではなく工房のそれであり、パイプは一本ずつ、注文に応じて作られていた。
木彫からパイプへ
バイアーの出発点はパイプ作りではなく木彫であった。長年アマチュアとして彫刻を続ける傍ら、同じ時期にパイプを愛煙していた。本人の語るところによれば、この二つの営みを1981年に結びつけ、その年に出場した全国パイプ彫刻コンクールで優勝を果たしたという。同じく本人の語りによれば、同年にフランス・サンクロード市の職人組合Confrérie des maîtres-pipiersがその技巧を称えて彼に賞を授けたとされる。同市がブライアーパイプの歴史において占める位置についてはブライアー革命の項で述べられている。いずれの情報も本人の語りに基づくものであり、独立した記録による裏付けは得られていない。
バイアーの名がパイプ愛好家の間に定着した背景には、ナッシュビルのMuseum of Tobacco Art and Historyの元学芸員デイヴィッド・ライトが、世界のパイプ職人をまとめた著書の中で彼を取り上げたことが大きく関わっている。
手仕上げによる成形
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)