パイプブランド
ダンヒルのパイプタバコ:1907-1990年
アルフレッド・ダンヒルのデューク・ストリートの店頭で客ごとに調合されたタバコから始まった事業が、1912年にカタログ上の名称付きブレンドへと発展し、1981年にブレンド製造が別の製造元に移されるまでの八十年間。
ダンヒルのパイプタバコは、アルフレッド・ダンヒルが1907年にロンドンのセント・ジェームズ地区デューク・ストリートに開いた店から生まれ、八十年にわたりまず拡大し、その後縮小していったブレンドのカタログである。本項ではこのカタログの1907年から1990年までの推移を扱う。
各ブレンドの個々の特徴と1990年以降のブランドの歴史についてはダンヒル・タバコブレンドを、パイプについてはダンヒル(White Spot)の項を参照されたい。
デューク・ストリートの店頭と「My Mixture」台帳
店が開いた当初、店頭の仕事は既製の缶入りタバコを売ることではなく、来店客と会話しながらその人だけの配合を組み立てることだった。ショーウィンドウの看板には「Tobacco Specialist」と書かれていた。それぞれの配合には番号が付され、「My Mixture」と呼ばれる台帳に記録された。記録によれば、ブレンドに使われる葉は初期にはペイズリーのジョージ・ドビー・アンド・サン社とTobacco Supply Syndicateという業者から調達されていた。この仕組みの最初のほころびは1910年のカタログに現れた。十点の「My Mixture」の配合が誰でも見られる形で一覧に載せられ、そのうち九点には配合が最初に作られた顧客の名が付されていた。シリーズの中で最も長寿を誇る965もまた、1910年以前にある一人の顧客のために調合されたものだった。台帳の伝統はカタログが拡大する中でも続き、伝えられるところによれば世紀が終わる頃、デューク・ストリートの台帳には三万六千を超える配合が蓄積されていた。
カタログブレンドの誕生(1912-1939年)
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)