パイプブランド
Mauro Cateni
長らくイタリア人職人と思われてきたが、実はハンブルクの卸売業者が1979年に登録したドイツのブランド。パイプはイタリアから輸入されたとされる。
Mauro Cateniは、長年イタリア人パイプ職人のものと思われてきたが、実際にはドイツで登録された商標である。人名を冠した多くのブランドと同様に容易に誤解を招いてきた名であり、コレクターたちは長年この名の職人を探し求めてきたが、彼と面識があった、あるいは直接彼からパイプを購入したという人物には行き当たっていない。
商標登録を調べてみると、そこにいたのは職人ではなく、輸入を目的として考案された名前であったことが分かる。
商標登録と権利者
ドイツ特許商標庁の記録によれば、「Mauro Cateni」商標は1979年11月15日に出願され、1981年4月14日に登録された。出願者は、本社をハンブルクに置くGebr. Heinemann KGである。同社は1879年にハンブルクで船舶用品供給業として創業し、次第にタバコおよびタバコ用品も扱う幅広い卸売・免税販売業へと発展した。商標出願の当時はタバコ卸売業者として知られていた。登録は第34類の下でタバコ製品およびパイプを含むタバコ用品を対象としており、記録にはイタリア語圏との輸出入を想定した明確な言及がある。保護は2009年11月30日に失効し、登録は翌日抹消された。
この記録は、なぜこのブランドがイタリア語風の名を持つのかも説明している。すなわちドイツの卸売業者が、イタリアから輸入したパイプを自らの登録商標名で市場に出したのである。このような仕組みは、工場生産と工房生産の境界が容易に曖昧になった時代には決して珍しいものではなかった。Vauenのように自社工場を持つドイツ企業がある一方で、名義のみを保有し製造を外部に委託するブランドも存在した。
シリーズとパイプ
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)