タバコ
タバコのカット
リボン、フレーク、プラグ、ロープなど、パイプタバコの販売形態を定めるカットは、燃焼速度から味わいの濃さまで、喫煙体験のほぼすべての側面に影響する。
タバコのカット(tobacco cuts)とは、パイプタバコが販売用に加工される際の物理的な形状を指す。同じブレンドでも、細いリボン状に刻まれるか、プレスされてスライスされるか、あるいは撚られてロープ状にされるかによって、まったく異なる性格を帯びる。
カットは燃焼速度、喫煙時の温度、味わいの濃さ、そしてタバコをパイプに詰める儀式的な準備の仕方まで、体験のほぼすべてを左右する。そのためカットの知識は、バージニアやバーレーといった品種の知識を自然に補うものとされる。カット名の日本語訳はまだ定着していないため、以下では説明的な日本語名とともに国際的に通用する用語を併記する。
主なカット
| カット | 説明 | 喫煙への影響 |
|---|---|---|
| リボン(ribbon) | 細く長いリボン状に刻まれたルーズなタバコ。既製ブレンドの標準的な形態 | 詰めやすく、均一で予測しやすい燃え方をする |
| 細刻み(shag) | 非常に細く刻まれた長い糸状のタバコ | きつく詰めてもよく燃えるが、燃焼が速いため注意を要する |
| フレーク(flake) | 数日間圧力と熱をかけてプレスされたタバコの塊を薄くスライスしたもの | ゆっくりと涼しく燃え、味わいは濃厚で、下準備を要する |
| ブロークンフレーク(broken flake)とレディラブド(ready rubbed) | フレークを砕く、または工場でほぐして開いたもの | フレークの味わいとリボンの扱いやすさを橋渡しする |
| プラグ(plug) | スライスされていないプレスの塊。喫煙者自身が切り分ける | 水分と鮮度を長く保つ。最も手間のかかる形態 |
| ロープ/ツイスト(rope/twist) | プレスではなく撚り合わせてロープ状にした葉 | 濃厚で力強く、ニコチンが強いことが多い |
| コイン/カーリー(coin/curly) | ロープや巻いた塊を輪切りにしてできる円形の切片 | ゆっくり燃える。丸ごと詰めることも、崩して詰めることもできる |
| クランブルケーキ(crumble cake) | リボンカットのタバコを軽くプレスして作った塊 | 指で簡単に崩せる。プラグ同様に水分を保つ |
| キューブカット(cube cut) | 小さな立方体に刻まれたプレスタバコ | 粒が大きいためゆっくりと涼しく燃える |
これらの形態の一部は特定の伝統と結びついている。シャーロック・ホームズが物語の中で吸っていたとされる「shag」は、まさにこの細刻みそのものである。コイン状カットの象徴とされるEscudoはバージニア・ペリークブレンドであり、キューブカットの古典的な例はバーレーを基本とする。クランブルケーキも、Cornell & Diehlのような現代の小規模メーカーが採用した比較的新しい形態として知られる。
プレスが味わいを変える理由
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