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パイプブランド

アミエル(Amiel)

アミエルは、フランス植民地下のアルジェリア・フィリップヴィルで創業し、同国初のパイプ工場とされるブランドである。現地でアルジェリア産ブライヤーを加工し、サン=クロード派に近いパイプを製造した。

アミエル(Amiel)は、フランス植民地下のアルジェリアの港町フィリップヴィル(1962年以降はスキクダと改称)で操業していたパイプブランドである。記録によれば同国初のパイプ工場とされるこの施設は、創業者である技師ラウル・アミエルの名を冠している。

このブランドを規模以上に興味深いものにしているのは、ブライヤーを原料としてのみ輸出していた国において、完成品のパイプ製造に乗り出した点である。

創業とアルジェリア産ブライヤー

伝えられるところによれば、アミエル一族はフランスのナンシー出身であるという。1870年、ドイツ軍の占領下でこの町を離れ、しばらくフィレンツェに滞在した後にフィリップヴィルへ移住した。工場は1932年に操業を開始したとされ、創業資金は地元の一家によって賄われたと伝えられる。施設の設計と機械配置はラウル・アミエル自身の手によるもので、当時の水準からすれば近代的な工房であったという。

この地に工場が建てられたのは偶然ではない。19世紀後半、ヒースの根(ブライヤー)がパイプ材として採用されたことで、フランス・ジュラ地方のサン=クロードは世界のパイプ製造の中心地となった。この経緯はブライヤー革命とサン=クロードの項目で扱われている。世紀の変わり目には、地中海沿岸の従来の採集地では増大する需要に応じきれなくなり、探索の対象は北アフリカへと移った。記録によれば、1905年以降アルジェリアのヒース林が有力な資源として発見された。掘り出された根の塊は粗削りのブロック(エボーション)に加工され、船でフランス、とりわけサン=クロードへ送られていた。アミエルは、この連鎖の最終工程を国内に留めようとした試みとして読み解くことができる。

サン=クロード派と無刻印での輸出

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)