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パイプブランド

カビック(CHP-X、スヴェン=ラー、ウェンホール)

アメリカ人パイプ職人マイケル・V・カビックが1971年から1990年にかけてCHP-X、Sven-Lar、Wenhallという名義でデンマーク流のフリーハンドパイプを製作した。彼の工房はアメリカにおいてフリーハンド生産を量産規模に引き上げた最初期の例のひとつに数えられる。

カビックとは、アメリカ人パイプ職人マイケル・V・カビックが二十年近くにわたり相次いで営んだ工房で製作したパイプの総称である。カビックの仕事は単一のブランドではなく、彼が働いた工房の名前――CHP-X、Sven-Lar、Wenhall――で呼ばれる。

三者に共通するのは、デンマークの工房から伝わったフリーハンドの手法で成形されている点である。この手法ではブライヤーの塊を旋盤のチャックに固定せず、手で持ったまま回転する研磨ディスクに押し当てて削り出すため、一本一本が唯一無二の形になる。記録によれば、この職人は1950年にメリーランド州アナポリスで生まれ、1989〜90年頃に製作を止めたとされる。工房に関する詳細の多くは職人自身の自伝的な語りに基づいており、独立した記録は乏しい。

CHP-X時代

1960年代、カビックはボルチモアのプラスチック工場に勤めながら夜は彫刻を制作しており、親戚のジェイ・ロストフが営むタバコ店でも働いた経験があった。ロストフは相棒のチャック・ホリデーとともに、アメリカでフリーハンド製作を本格的に手がけた最初期の工房のひとつとされるCHP-Xパイプスを設立していた。ホリデーはすでに工房を去っており、後任のカッターも辞めようとしていたため、空いたデザインと切削の仕事が1971年にカビックへ持ちかけられた。

四人体制の生産チームで週平均百五十本のパイプを生み出していたこの工房は、その規模ゆえに業界の注目を集めた。サビネリ家の関係者が工房を訪れたこともその表れのひとつである。しかし流通と販売の不調は解消されず、CHP-Xはカビックの参加から二年後、1973年頃に閉鎖された。

スヴェン=ラー

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)