パイプブランド
レスター・C・ガーロウ ― 知られざるアメリカのブライヤー彫刻家
1950年代にニューヨークで人物・動物を象ったブライヤーパイプを彫った、生前まったくパイプ文献に登場しなかったアマチュア職人。約23本のパイプを遺した。
レスター・C・ガーロウ(レスター・コモドア・ガーロウ)は、1950年代のアメリカ合衆国で人物や動物を象ったブライヤーパイプを彫った、生前ほとんど無名であったアマチュア職人である。いかなるブランドにも属さず、工房の伝統の中で育ったのでもなく、約23本のパイプを遺した。
彼の名がパイプ文献に載ったのは死後のことであり、散在するオークション記録と家族の証言が寄せ集められて初めて浮かび上がった。
海軍から作業台へ
伝えられるところによれば、ガーロウは1940年にアメリカ海軍に入隊し、6年間服役した。その大半を軽巡洋艦USSマーブルヘッドで過ごしたとされる。同艦の公式記録によれば、第二次世界大戦初期には極東のアジア艦隊に所属し、1942年2月4日にはマカッサル海峡で空襲を受け大きな損傷を負い、修理後は南大西洋に、1944年以降は地中海に配属されている。したがって「戦争中はずっと太平洋にいた」という語りは、この艦の実際の航跡とは完全には一致しない。マーブルヘッドの戦時の航跡は1944年に出版された書籍の題材にもなっている。
彫刻を始めたのは艦上での余暇の楽しみとしてであったと伝えられる。除隊後、妻アリスがマンハッタンのある店の広告で見かけたブライヤーのブロックを買ってきたことが、この手先の器用さをパイプへと向かわせるきっかけとなった。最初のパイプが周囲から好評を得て手放すことになると、その後の作品は次第に精緻さを増していった。
作品と作業台
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)