ISPEInternational Pipe Encyclopedia

パイプブランド

M. Linkman & Co.

1898年にシカゴで創業し、ブライヤーとメシャムのパイプを製造、工場出荷時に「慣らし」済みのDr. Grabowパイプで知られ、1953年に経営権が移ったアメリカの会社。

M. Linkman & Co.は、1898年から1950年代初頭までシカゴでパイプを製造し、アメリカの量産パイプ史上もっとも語り継がれる発明のひとつ、すなわち工場出荷前に「慣らし」を済ませたパイプを世に送り出した会社である。会社自体の名前は今日ではほとんど語られないが、1930年代に発売したDr. Grabowというブランドは、創業した会社が歴史の彼方に消えたあとも生き続けている。

シカゴのパイプ工場

記録によれば、この会社は中西部のパイプ卸売業者のもとで働いていたLouis B. LinkmanとAugust Fisherが、貯めた数百ドルを元手に設立したもので、当初はごく少人数が働く小さな工房にすぎなかった。同じ業界出身のAnton Burgerが加わって陣容が広がり、1907年に法人化されてLinkmanが社長に就いた。生産は15年のうちに工房の規模を超え、1922年には3階建ての鉄筋コンクリート製工場が建てられた。作業台ではブライヤーとメシャムの両方が加工されていた。

社名にある「M」が何を指すのかは定かではない。よく語られる説では、Linkmanの母Mary Linkmanに由来するとされるが、会社自身の宣伝文にはそうした説明は見当たらない。初期のブランドのひとつにAlcoという名がある。

事前慣らしという発想とDr. Grabow

記事の続きはアプリで

ISPE のすべては IPC アカウントで開けます。

アプリで開く

関連記事

最終更新:

出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)