パイプブランド
Norse(スティーヴ・ノース)
米バーモント州の製作者スティーヴ・ノースの名を冠したブランド。オーナーが本来知られているのは、幅広いパイプ製作材料の在庫を抱えるVermont Freehand社の経営者としてである。
Norseは、アメリカ人製作者スティーヴン・E・ノースが自らの名で作るパイプに用いる呼称である。もっとも、パイプ界におけるノースの存在感は、自身の銘を刻んだ僅かなパイプよりも、製作者たちの作業台に材料を供給する仕事によるところが大きい。
バーモント州で営むVermont Freehand社は、ブライアーの原木から成形済みのマウスピース素材に至るまでの在庫を抱え、この二十年でパイプ製作に踏み出した多くの人々にとって最初に立ち寄る場所となってきた。
Vermont Freehandと材料の在庫
記録によれば同社は2005年、極めて小さな資本で設立された。やがてブライアーの原木、エボナイトの棒、成形済みのマウスピース素材、ニスや塗料製品、作業台用の工具が一つ屋根の下に集められ、在庫には数十種のブライアーのグレードと数百種のマウスピース素材の選択肢が揃うに至った。ノースはさらに、竹、メシャム塊、ウクライナの採掘場から産出されるモルタ(沼沢オーク)のような入手困難な材料も定期的な仕入れ経路に組み込んでいる。
こうした在庫の重要性は、パイプ製作がこの二十年で幅広いアマチュア層に広がったこととかかわりがある。切り出された原木や成形済みのマウスピースのような中間素材は、設備の整った工房を持たない者でも着手できるようにしてくれる。ある供給元がどのグレードをどれだけの種類で揃えているかが、その周辺で何ができるかを直接左右するのである。同社は買収によっても規模を広げてきた。伝えられるところでは、1980年代からバーモント州にあったPIMO Pipe Craftを引き継ぎ、続いてPipe Makers Emporiumの残存在庫も同じ傘下に収めたという。業務の大半はインターネット経由で行われるが、その一方でノースがシカゴ・パイプ・ショーのような大きな集まりに幅広い品揃えで参加することは、製作者たちが原木を手に取り木目を見極めながら選ぶ機会を与えている。
製作者としての経歴
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)