タバコ
ネイビーフレークとラムの伝統
船乗りたちが煙草をロープと圧力で締め固め、ラムや糖蜜で湿らせていた習慣から生まれ、今日ネイビーフレークの名で呼ばれるプレスタバコの伝統。
ネイビーフレークは、船上で保存できるように煙草を圧縮したことから生まれた調製法の伝統を今日に伝える名称である。この名は煙草の品種ではなく、ひとつの形状と、その形状の周囲に形成された風味への期待を表している。
すなわち、濃い色をしたプレス製の、しばしば甘みを帯びた葉である。同じ伝統に連なる製品は業界では「ネイビーカット」および「ネイビーフレーク」の名で呼ばれるが、この呼称は特定の一メーカーに専有されるものではないため、市場ではまったく異なるブレンドが同じ形容詞を冠していることも珍しくない。
船上での実際的な問題
帆船の時代、煙草の最大の敵は乾燥だった。何か月にも及ぶ航海のあいだ、ばらの状態の葉は硬化して粉になり、しかも船倉で必要以上に場所を取った。船内にある材料で編み出された解決策は単純だった。葉を撚り合わせてロープや帆布の帯できつく巻き、できあがった巻き束を何日も重石の下に置くのである。圧縮された葉は空気に触れる面積が減り、しかも小さな包みひとつに収まった。喫煙する際には巻き束の端から薄い一片を切り出し、手のひらでほぐしてパイプに詰めた。この切り出した部分は「ツイスト」あるいは「カーリー」と呼ばれた。工場でブロック状にプレスされ、薄切りにされる今日のプレスタバコは、この手作業の機械化された延長にほかならない。
煙草が英国海軍で艦上配給された品目のひとつであったことは、海事史をまとめた資料にしばしば見られる情報である。ただし、その配給がいつから、どの程度の量で行われていたかについての数字は資料によって異なる。変わらないのはその運用である。水兵は支給された葉を自分の手で巻き束に仕立て、必要に応じて一片を切り出していた。
ラム、糖蜜、そして甘い風味
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