パイプブランド
Michel
ノースカロライナの Maison Michel というタバコ店が自らの名で販売した、イギリス、フランス、デンマークの各種工場に発注させたプライベートブランドのパイプシリーズ。
Michelは、パイプ工房ではなくタバコ店の名である。ノースカロライナで Michel J. Mitchell が経営していた Maison Michel は、当時広く行われていた慣行に従い、パイプを自ら削るのではなく、既製の工場製品に自らの名を刻ませていた。そのため Michel の印は単一の工房、単一の国、あるいは単一の技法思想には対応しない。
プライベートブランドの仕組み
20世紀半ば、大手タバコ店は品揃えを広げるために、著名な工場に自社名義でロット生産を発注していた。Michel の刻印を持つパイプもこの仕組みの産物である。現存する例の刻印は一様ではなく、あるものは「Made in England」を、あるものはフランス、また別のものはデンマークの原産地を示す。この混在ぶりは、店が長年にわたり複数の供給元と取引していたことを示唆する。記録によれば、パイプの大部分は1960年代から1970年代にかけてのものとされる。店自体がいつ開業したかは不明である。
MICHEL と MICHEL DELUXE という二つの刻印が知られている。DELUXE シリーズの一部にはCharatanのロゴと「made in London England」という原産地印が併存しており、これらの例はイギリスの工場で店舗向けに用意されたと考えられている。残りの刻印がどの工房のものであるかは、大部分がいまだ明らかになっていない。したがって同じ名の下に、ブライヤーの仕上げが優れた例と、ありふれた量産品の両方が存在しうる。二本のパイプの違いが、一つのショーケースの中でさえ際立つこともある。
倉庫に残った在庫
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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)