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原材料

エボナイト棒の穿孔(Drilling Vulcanite Rod)

マウスピース製作に用いるエボナイト棒を旋盤で通気孔のために穿孔する工程。円錐ドリルによる芯出し、細いドリルによる通気孔の仕上げ、そして熱の管理からなる。

エボナイト棒の穿孔は、パイプのマウスピース製作における最初の、そして最も重要な工程である。マウスピースは外見上は単なる形状にすぎないように見えるが、その本来の機能は内部の通気孔が担っている。この孔が曲がったり、表面が粗くなったり、中心からずれたりすると、後から直すことはほぼ不可能になる。そのため職人は棒に形を与える前に、まず孔をあける。

素材の性質

エボナイトは、天然ゴムを高い割合の硫黄で長時間加硫して得られる硬質な塊であり、硬質ゴムとも呼ばれる。硫黄の含有率は配合によって幅広く変わり、機械的強度が最も優れるとされるのはおおよそ三分の一程度の領域である。この素材が工業規模で用いられるようになったのは、チャールズ・グッドイヤーが加硫法を開発した後、その弟ネルソン・グッドイヤーが1851年に硬質ゴムの特許を取得してからのことである。エボナイトは旋盤加工できれいな切りくずを出し、手仕上げで良く磨かれる。その一方で熱に対して敏感である。高速回転や目詰まりしたドリルで加工すると、表面が焦げて臭いを発し、変色する。マウスピースに用いられる他の素材との比較はマウスピース素材の項で扱う。

穿孔の原理

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出典:Pipedia(CC BY-SA ライセンスに基づき翻案)