タバコ
ダークファイアード・ケンタッキー
密閉された納屋の中でオークとヒッコリーの煙を用いて乾燥させる、燻製香とスパイシーな性格を持つ濃色系アメリカンタバコの品種。パイプブレンドに力強さと燻香を加える成分として用いられる。
ダークファイアード・ケンタッキー(略称DFK)は、密閉された納屋の中で木材の煙にじっくりとさらして乾燥させる濃色系のアメリカンタバコの品種である。名前にある「ケンタッキー」は栽培地帯を示す。
生産の中心地はケンタッキー州西部と隣接するテネシー州の土地にまたがり、濃い葉ゆえに「ブラックパッチ」と呼ばれる地域で、記録によればアメリカの火乾式タバコの半分以上がこの地域内のごく少数の郡から産出されるという。煙は葉に燻香、スパイス、土の香りといった強い個性を与える。この点でDFKは、加工方法が製品の性格を決定づける最も顕著な例の一つとされている。
ファイアーキュアリング(火乾)
主要なタバコ品種の多くが温風による通風乾燥や日干しで処理されるのに対し、DFKはファイアーキュアリング(火乾)と呼ばれる方法で加工される。収穫された葉は換気の乏しい密閉式の納屋に吊るされ、床にはオークとヒッコリーの丸太や木くずの山が、炎を上げさせずにくすぶらせる形で燃やされる。葉はこの濃密な煙を吸い込み、工程は収穫状況や目標とする色合いに応じて数週間から2か月程度かかることもある。仕上がるのは分厚く、脂を帯びた、ほとんど黒に近い葉である。ニコチン含有量は高く、そのためDFKを含むブレンドは概して強めの部類に位置づけられる。
香味プロファイルとラタキアとの比較
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